月刊不動産流通「孤立する在宅高齢者」(2011年6月号)
月刊不動産流通(2011年6月号)に掲載
いわき市には今回の震災により、自宅に取り残された高齢者が多数卯発生しています。統計によればいわき市には高齢者単身世帯が1万717世帯あり、その多くが避難所への避難、もしくは在宅避難を強いられていますが、なかには自分ひとりでは歩くことがままならない人が多数いるようです。本来なら私自身がボランティアとして現地に赴きたかったのですが、どうしてもかなわなかったためスタッフを現地に派遣しました。
(中略)
スタッフはこのように孤立した在宅避難者を数軒訪ねましたが、どこの家も悲惨な状況だったといいます。
地域コミュニティがあると思われている地域でもこうした状況が起きてしまってますから、ましてや地域コミュニティが失われている都心で高齢者が自宅に取り残されていたら、どうなってたことでしょう。民生委員とわずかなボランティアだけで孤立する高齢者を見回るには限界があります。不動産管理会社としてどのように対応できるか、改めて考えさせえられました。
(記事より一部抜粋)