IFULL HOME’S 不動産会社向け「外国籍接客チェックリスト」提供に代表 荻野が監修協力
不動産会社向け「外国籍接客チェックリスト」
2022年10月18日、株式会社LIFULL(ライフル)が運営するサイト「LIFULL HOME’S」の「FRIENDLY DOOR」プロジェクトが提供する不動産業界初※1『外国籍接客チェックリスト』に、弊社代表 荻野が監修させていただきました。
※1:株式会社LIFULL調べ(2022年10月18日時点における日本国内の住宅・不動産情報サービスとして)
難民を含む外国籍の方々の住まい探しをサポート
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」では、住宅弱者と呼ばれる方々(高齢者、外国籍、LGBTQ、生活保護利用者、シングルマザー・ファザー、被災者、障害者)に対して相談に応じてくれる不動産会社を検索できるサイト「FRIENDLY DOOR」を運営しています。
そこで不動産業界初の取り組みとなるサービスを開始したのが『外国籍接客チェックリスト』です。外国籍の(難民も含む)方々の住まい探しをサポートする不動産会社が接客の際に活用できるよう動き出しました。
「外国籍接客チェックリスト」とは
『外国籍接客リスト』は全23問で構成されており、住まいを探す不動産会社が外国籍の方を接客する際にヒアリングや提案ができるかを問う形式となっています。目的は、外国籍の方への理解を深め、在留資格の種類や基礎知識など入居にあたって気をつけるべきことなどを学ぶことができます。
また、このチェックリストは難民・避難民の方にも対応しています。支援が足りない、こうした方々の住まい探しに協力したい不動産会社にも活用いただけます。
「FRIENDLY DOOR」事業責任者 キョウ イグンさんのコメント
国籍が異なるだけでなぜ住まいが自由に選べなくなるのか」上海で生まれ日本で移民二世として育った私が、LIFULLで住宅弱者問題に向き合い、FRIENDLY DOORを立ち上げた原点はここにあります。中国籍であることを理由に不動産会社やオーナーに断られた原体験があるからこそ、私と同じように住まい探しで傷つく経験を他の人にしてほしくない、その一心で活動に取り組んでいます。(中略)
自らの常識が決して相手の常識ではない、その前提に立って、外国籍の方とどのように接し、日本での暮らし・文化・慣習を伝え、相互に理解し合うか。多様な文化背景を持つ人々と共に生きていくためのエッセンスを詰め込んでいますので、ぜひご活用ください。
弊社代表 荻野(あんしん居住研究会会長)のコメント
今、日本には約200カ国276万人の外国籍の方が暮らしています。日本語習得力が高い漢字語圏(中国、韓国)からの人だけでなく、ベトナム、ブラジル、フィリピン、ネパールなどいろいろな国の人が日本で暮らすようになりました。住むエリアも日本中いたるところに広がっています。就労者も173万人に増え、滞在期間も長くなり、外国籍の方の定住化が進んできていると言えるでしょう。このように定住化が進む中、問題として挙がっているのが「住宅確保の問題」。「家が借りられない」「貸してもらえない」といった問題です。(中略)
契約者や書類の事前チェックと丁寧な説明に尽きます。説明漏れをなくし、相手(文化習慣の違う人)が理解できるように、説明する側(不動産会社)がチェック書面の準備をすることです。これが外国籍の方だけでなく多様な人を認め、お互いを活かしていく社会につながると思います。
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ありのまま、住まい相談。「FRIENDLY DOOR」