高齢者でも断られず、安心して暮せる住まいが足りない

(前回よりつづく)
第44話  最後はみんな「おひとりさま」、どこでどう暮しますか?

『高齢者が住み慣れた街で暮すためのセミナー』が7月28日、30日の両日、オンラインで開催されます(受講無料、1回のみの受講も可、要予約)
今回のセミナーの見どころについて、メイン講師の佐藤 順一郎氏は次のように話をしています。

地元で暮し続けるために必要なことは

一方、「西東京市で暮らし続ける」ためには、高齢者でも入居を断られず、安心して暮らすことのできる賃貸住宅が地域に増えていくことが重要なんじゃないかと思っています。

広い自宅は修繕や維持管理に必要以上に費用がかかりますので、一人暮らしに見合う広さで住居費を節約できれば、老後のお金の不安も軽くなります。

そして、何かあったときの「緊急時の対応」や「必要な見守り」、困りごとの時に適切な窓口につないだり、体調不良や入院などの場合で、ご本人が自分でできない時に必要なことを代行する「身元引受」(生活支援サービス等)の機能などが付随した賃貸住宅があれば、もっと西東京市に暮らし続けられる人が増えるのではないかと考えています。

このような賃貸住宅を「サポート住宅」と私たちは呼んでいます。

社会参加促し、健康長寿をめざす

「西東京市で暮らし続けるために何が必要か?」について研究を重ね、重要なポイントがいくつかあることが分かってきました。

そのポイントは以下の4つです。

重要な4つのポイント

・介護保険制度などの基礎知識

・地域を知ること

・「サポート住宅」の充実

・住民の参加

そして、これからの社会は「住民の参加度」がとても重要になります。
社会参加することで健康寿命が延びることが研究で明らかになっています。

ボランティアでの社会参加の方法もありますが、できれば地域貢献の喜びと共にしっかりと収入が得られる仕組みをつくれないかと考えています。

今回のセミナーでは基礎知識が学べるほか、サポート住宅の仕組みなどもご説明しますので、ぜひご参加ください。

本セミナー『高齢者が住み慣れた街で暮すために』申込み先

(株)イチイ 担当:野上(のがみ)TEL.03-5379-5272(平日10時~17時)
または nogami@ichii-re.co.jp(Eメール)までご連絡願います。

<つづく>