第38話 旭化成のシニア向け賃貸、館内のデジタル写真展で交流会

「風景写真などを一緒に見ていると、会話が弾みますね」
(前回よりつづく)
旭化成ホームズ㈱が運営する元気なシニア向け安心賃貸住宅「へーベルVillage(ヴィレッジ)」では今年4月から、入居者の「健康長寿」をめざす新サービスがスタートしました。
主な3つのサービスのうち、2つをご紹介します。
➋相談員が健康長寿めざしアドバイス
これまで行ってきた月1回の相談員(社会福祉士など)による面談では、困りごとの相談や事故の予防などがメインでしたが、新サービスでは「イキイキ!応援シート」(入居者と相談員のコミュニケーションツール)を導入します。
そして、フレイル(虚弱状態)の予防に必要な健康長寿の3要素「運動、栄養、交流(社会参加)」をもとに、適切なアドバイスを行います。
➌電子看板の映像で皆と楽しく旅行会も
入居者の共有スペース「コミュニティラウンジ」では、ディスプレイに映像や文字を表示する「電子看板」(デジタルサイネージ)を設置し、さまざまなコンテンツを配信します。
主なコンテンツはたとえば、散歩のときの風景写真など手作りの作品が投稿できる参加型の「写真館」や、旅行の共有体験ができる「バーチャル旅行会」、体力を維持する「ラジオ体操会」など、皆で楽しめるものばかりです。
入居者からはこんな声が寄せられています。
『3人で風景の写真を見ながら、どの場所なのかしら、と話していたのよ』
『こんな写真を出してもいいのね。私も投稿してみます』
『ここは昔住んでいた町だから、視聴会に参加するつもりです』
入居者同士の交流や前向きな行動を促していく効果が期待できそうです。
<つづく>
この記事と画像の出典:旭化成ホームズ㈱ 公式サイト
トップ画像は、へーベルVillage内のラウンジに設置した「電子看板」(左横)のイメージ