写真:アクティブシニア向け賃貸住宅「ヘーベルVillage中野白鷺」(東京都中野区)

(前回)
第2話 コロナ禍の今、「自分にとって最適な住まい」考えたい

毎日、娘や孫たちとの会話を楽しんでいます!

都市部では近年、アクティブシニア向けの賃貸住宅の開設が相次いでいます。
いわゆる元気なシニア層の住み替えニーズは、潜在的にはどの程度あるのでしょうか。それを探るべく、シニア向け賃貸住宅の運営会社がご入居者にインタビューしました。

【夫婦で住む(夫83歳・要介護2 、妻82歳・自立)】介護施設と違い、夫婦で一緒に暮らせる

―どんな理由で住み替えたのですか。
滋賀県に住んでいたとき、主人が脳梗塞で要介護2になってしまい、私が介護をしておりました。
結婚して東京に住んでいる娘から、「お父さんとお母さんが動けるうちに、近くに来てほしい」と強く言われ、転居を決めました。

―どういった生活をされているのですか。
>介護施設に入ると夫婦が離ればなれになるし、家事も人任せにすると私まで弱ってしまうでしょ。
でも、ここなら2人でこれまでどおりの生活ができます。いま幸せですね。

【ひとり暮らしの女性(70代)】娘家族の近くへ転居、会話が楽しい!

―住み替えたきっかけを聞かせてください。
夫が亡くなり、1人になったことがきっかけでした。娘から誘われ、娘家族の自宅の近くへ。
>今はお陰さまでほとんど毎日、娘や孫たちとの会話を楽しんでいます。

―どんな生活をされているのですか。
食事はこれまで通り3食とも自分で作り、好きなものを食べています。お部屋のキッチンは使いやすいですね。
身体を動かすことが好きなので、以前の住まいに近いジャズダンスと健康体操の教室にもずっと通ってますよ。

〈つづく〉