写真:住まいの相談にも応じる高齢者向けの住宅探しサイト「グッドライフシニア」

入居者の不満は「契約時、サービス内容や費用の説明が不十分」

今回は「サービス付き高齢者向け住宅」(通称:サ高住)の入居者はどんな不満を抱いているのか見ていきましょう。

高齢者向け住宅に住み替えた人へのアンケート(国土交通省調査、以下のグラフ参照)によりますと、契約や費用の支払いについて「特に不満はない」という回答が最も多く、71.5%の入居者が現状に満足していました。

そうすると残りの約30%、およそ3人に1人が何らかの不満を抱いていることになります。

高齢者向け住宅の入居者の契約、費用支払い等に関する不満事項

高齢者向け住宅に住み替えた40~89歳の男女等を対象にWebアンケートを実施しました。入居者は何を不満に思ったのでしょうか。

「高齢者住宅の契約・費用に関する不満内容」国交省

トップは「サービス内容について契約時の説明が不十分、または聞いていない」(9.1%)でした。次いで多かったのが、「費用について契約時の説明が不十分、または聞いていない」(7.6%)。

また、「実際のサービス内容や費用が、契約書の記載や契約時に聞いた話と違う」も上位に上がっています。

サ高住のユーザーはサービスの内容や費用などに疑問があれば、入居申込みの前にしっかりと聞いておくことが必要でしょう。

〈つづく〉