【1分小話】つぶやく「イチイのトラブル請負人」
「失敗しない賃貸経営の極意」大家さん応援物語をコラムでお送りします。

生きてる間は返済不要のローンが人気

アパート1棟を所有する山本さん(仮名、70歳・女性)は、都内の分譲マンションで長年ひとり暮らし。最近、古くなったマンションのことで悩んでいらっしゃいました。

山本さん大規模修繕をせざるを得ないので、500万円出してくださいと管理組合から言われたんです。〝そんな大金を預金から一度に引き出してしまうの〟と思うと、不安でたまりません」

請負人「それなら、金融機関から借りてみるのはいかがでしょう。リバースモーゲージというローン商品があるんです。高齢でも貸してくれて、生きている間は元本を返さなくていい。使いみちも自由といった使い勝手の良さがあります(55歳か60歳以上の方が対象)。

借入れの担保は不動産ですが、担保にする自宅(マンション)にはこれまで通り一生涯住み続けることができます。

一番の特徴は返済までの仕組みですね。他のローンと全く違うのは、生きている間は返済しなくていいというところ(但し利息は必要)。亡くなった後に家族が手続きして担保不動産を売却し、その代金で一括して返済をします。それに借入れ金は、経営するアパートのリフォーム資金として活用できる場合もあるんです」

超高齢社会の下、利用件数が急ピッチで伸びているリバースモーゲージ。
いま弊社・アセット事業部では財務の専門家により、資金計画などのアドバイス(無料)も行っています。
〈つづく〉