前回に続き、私たちイチイが取り組む「分散型サ高住の事業化」についてご報告します。

前回の記事▶ イチイの「コミュニティ型高齢者者住宅」が国のモデル事業へ

元気なシニアに最適!普通の家のように生活ができる

私たちが進めている分散型サ高住は、既存のアパートや分譲マンションの空室、戸建の空き部屋などの所有者から委託を受け、賃貸管理業を行う弊社が入居者(高齢者の方)を募集し、管理運営も行う事業モデルです。

弊社の分散型サ高住のスキームは、国土交通省が定めた「分散型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)制度」に則ったものです。

国土交通省「高齢者の住まいの選択肢が広がる」

国土交通省はこうコメントしています。

不動産業者にとって、古くて安い賃貸住宅はビジネス上のメリットが少なく放置されがちだが、これらのストックを活用し、入居者の安否確認ができる仕組みをつくることで、住まいの確保が困難な高齢者の選択肢は広がっていくと考えている。

地域に点在(分散)する空き部屋をバリアフリー等に改装する分散型のサ高住。老後の安心を確保する高齢者住宅の中にあって、普段の家にいる感覚で自由に生活できるという点で、分散型サ高住は群を抜いています。自宅に住み続けられ、介護の必要がない元気な高齢の方には最適な住環境です。

次回は、実際に分散型サ高住で暮らしている入居者の皆様の声をご紹介します。

〈つづく〉

[分散型サ高住に関する記事]
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