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住まいのコラム

コラム 高齢者住宅の実像

第10話【サ高住の事業化】地域の需要を事前に調査することが必須

サ高住は需要(高齢者人口)の多いエリアで供給が不足?!

今回は「サービス付き高齢者向け住宅」(通称:サ高住)の建築を検討している地主さんの参考になるよう、サ高住の「立地」の現状について調べてみました。

まず初めに、高齢者向け住宅の供給戸数を都道府県別に見てみましょう。

高齢者人口に対する高齢者向け住宅の割合(供給状況)については、地域によってバラツキが結構あります(次のグラフ参照、グラフ3点は全て国土交通省2016年公表資料)。3%を超える地域がある一方で、1%台の地域も少なくありません。

都道府県別の高齢者向け住宅の供給状況

都道府県別の高齢者向け住宅の供給状況

次に、サ高住等の供給状況と「地価」の関係を示したグラフを見てみます。

このデータによると、サ高住は地価が安い地域ほど、需要(高齢者人口)よりも多く供給される傾向にあるようです。

地価とサ高住等の供給状況との関係

地価とサ高住等の供給状況との関係

そして、サ高住の立地状況についてまとめたグラフをご紹介します。

これまでに整備されたサ高住の一部には、公共交通機関や医療機関へのアクセスが悪い地域だったり、地価の安い郊外などに立地しているものがあることが分かるでしょう。

サ高住の立地状況

サ高住の立地状況

このように各種調査データから明らかなのは、サ高住が供給されている地域には偏りがあること、需要(高齢者人口)の多いエリアや好立地ではむしろ不足している可能性が否めないことです。

サ高住の建築に当たっては、あらかじめ地元の需給関係等について、しっかりと調査する必要があると改めて感じました。

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