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第9回 <海外編> 近代建築の三大巨匠 -その1-
シリーズ 建築コラム(アーカイヴ)



「建築空間の主人公は人間であって、他の何者でもない」フランク・ロイド・ライト
フランク・ロイド・ライト [ Frank Lloyd Wright ](1867年~1959年 アメリカ出身。 写真左)
住宅作品を多数手掛けモダニズムの流れをくみ、幾何学的な装飾と地を這うような有機的空間構成が特徴で、日本にも作品を残している。特に旧「帝国ホテル」は日本の大谷石を多用し、肌理の細かい、優しい空間を創り出している。彼の代表作の一つといえると思います。
「建築空間の主人公は人間であって、他の何者でもない」 というヒューマンな思想が、すべての作品に現れている。
※モダニズム・・・過去の装飾を用いた様式建築を否定する動向。
「建築空間の主人公は人間であって、他の何者でもない」 というヒューマンな思想が、すべての作品に現れている。
※モダニズム・・・過去の装飾を用いた様式建築を否定する動向。
旧帝国ホテル正面玄関(日比谷公園側)
国産の大谷石がふんだんに使用されている。

写真「F.LL.Wright 1」 より
カウフマン邸/落水荘
鉄筋コンクリートの特性を最大限に生かした、キャンティレバーの(持ち出された)テラスが滝の上に浮き出し、自然と一体化した姿が美しい。

写真「ウキペディア」 より
グッケンハイム美術館(米、ニューヨーク・マンハッタン)


内部吹き抜け:人々はEVで最上階へ上がり斜路を展示を見ながら降りてくる。<
リットル邸
リットル邸 ミネソタ州(1913年)N.Yのメトロポリタン美術館に移転展示されている。


ライト設計の照明器具

主な作品
- ・1923年 帝国ホテル(犬山市/明治村に移築) (東京都、千代田区)
- ・1924年 山邑邸(現 ヨドコウ迎賓館) (兵庫県、芦屋市)
- ・1926年 自由学園 明日館 (東京都、豊島区)
- ・1936年 カウフマン邸/落水荘 (米、ペンシルベニア州)
- ・1959年 グッケンハイム美術館 (米、ニューヨーク・マンハッタン)
レポート / 工藤 浩一郎