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メディア

ニッポンに生きる/第2部・隣の日本人1( 2010年)

外国人向け不動産会社社長「異文化交流の担い手に」のタイトルで各新聞紙にて掲載

「何でも見てやろう。」作家・小田実のロングセラー旅行記に誘われ、荻野政男(弊社代表)も大学生のとき、欧米を旅行した。だが英国で部屋を借りようとして、不動産業者から「アジア人は汚く使うのでは」と拒否。「これが差別なんだ。日本にいる外国人も困ってるんじゃないか」。

東京に戻り1980年、主に外国人に賃貸住宅を紹介するイチイ産業(現イチイ)を設立した。」当たり前のように「外国人、ペットお断り」と言われた時代。最初はトラブルばかりだった。大学に招かれた研究者さえ、外国人といだけで入居拒否にあった。(記事より抜粋)

東奥新聞

家主を一人ずつ説得

「言葉が分からない」「何かあったら対応できない」などと尻込みする家主を、荻野は一人ずつ説得。家主に負担を掛けないよう、仲介だけでなく管理も自社で請け負う物件を増やしていった。

「礼金や更新料って何に使われるの?」「なぜ保証人が必要?」。家を探す外国人の側からも、不満は相次いだ。荻野自信、日本の慣行は不透明だと感じていた。

敷金や礼金をなくして家賃に上乗せし、連帯保証人に代える保証会社を導入するなど「分かりやすい、グローバルスタンダードの契約システム」提案。古いアパートや社員寮を改造し、共用のキッチンとリビングを設けたゲストハウスは、新しい住み方として日本人の若者にも支持された。

入居勧めるセミナー

会社は成長を続け、首都圏を中心に8千戸以上の管理物件を抱え、ソウルや上海にも営業所を構える。荻野は業界団体でも活躍していて、外国人の入居を勧めるセミナーを開き、部屋探しのガイドブックやDVDを多言語で作成している。

荻野には持論がある。「外国人が抱く日本の印象を良くするのも悪くするのも不動産業者だし、異文化が交流するコミュニティづくりの中心になれるのも不動産業者だ」。
(記事より一部抜粋)